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伊豆日日新聞【伊豆路】西原会長のコラム 第二回 光を観るのが観光

 


観光は「光を観 (み)る」と書く。
「光とは何か」について中国のこんな話が残っている。
「魏 (ぎ)の国の王が、 斉の国の王と会った時、魏の国の王は自慢話を始めた。

『私の国には夜も 照らすような大きな素晴らしい珠(たま)が 十個もある』と。
それに対して、
斉の国の王 は

『私の国には、そんな素晴らしい宝物はありません。
私の国にあるのは、一つ一つの仕事をだれよりも
一所懸命にやって一隅を照らすような人たちがいることです。
それこそが、 わが国の宝です』と。」

この話を聞いた天台宗の開祖、最澄は
「径寸(けいすん)十枚これ国宝に 非(あら)ず、
一隅を照らす、 これ則(すなわ)ち国宝なり」 と言った。

「一隅を照らす」と いう言葉はここから生まれた。
もちろん名所旧跡、神社仏閣 という光を観に行く従来型の観光があるのはいうまでもない。
しかし、最澄がいう「一隅を照らす人」を観に行く、という観 光もあってしかるべきだ。

それ が、三島市観光協会で昨年より、 新しく打ち出した「サードプレイス」の観光。

終身雇用が当た り前だった時代は、会社が唯一 といっていいコミュニティーだ った。
しかし、昨今、 終身雇用の崩壊によ り、転職や副業などが 進むにつれ、
会社以外 のコミュニティーに属 することが必要となっ ている。

サードプレイスとは 第三の場所(第一が自宅、第二が会社)のことだが、
ほっとくつろげる場所 (コミュニ ティー)の ことをいう。

そこに行けば隅を照らす人たちに会える場所のことでもある。

現代の一隅を 照らす人は、三島が大好きで、
サードプレイスを通じて、
いつも面白いことや楽しいことを考 えている魅力あふれる
「面白く て楽しい人」たち。

三島のサードプレイスに来てみませんか?

(三島市観光協会長)

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