下田高等学校との取り組みが静岡新聞に掲載されました

「一番亭」とギョーザ開発
下田高南伊豆分校 栽培のパクチー使用
下田高南伊豆分校(南伊豆町)が、県東部を中心に事業展開する中華料理チェーン店「一番亭」の運営会社と共同で商品開発を進めている。完成したギョーザは販売される見込みで、生徒たちは「多くの人に食べてほしい」と期待を膨らませる。
レシピコンテスト大賞
運営会社には、にしはらグループ(島田市)が2024年に東部で新規出店する計画があり、その一環としてレシピ開発を下田高南伊豆分校の生徒に依頼。生活学系列の3年生6人が協力した。
テーマは「ごはんがススム餃子」。校内のレシピコンテストで、16人から最優秀賞に選ばれたのが、学校で栽培したパクチーを加えたギョーザだった。
ケールやパクチーの栽培、販売実績のある同校では、調理と食育を結び付けた学習に力を入れる。
生徒たちはパクチーの種をまき、成長を見守りながら収穫。加工時は一番亭の社員とともに、具の量や包み方、焼き方を何度も試して完成させた。
「においが特徴のパクチーだが、自分たちで育てたからこそおいしいと思えた。クセが少なく、広く食べてもらいたい」と話す。
同社によると、早ければ夏ごろの販売を予定しており、商品化されれば県内スーパーなどに並ぶ可能性もある。西原社長は「生徒の創造力あるアイデアを生かしたい」と強調した。