三島田方法人会さんの依頼で、静岡県立南高校からの企業訪問を頂きました
1. はじめに
探究学習とは
探究学習って最近良く聞きますよね。
探究学習は、好奇心をきっかけに自分たちで学びを深めていく教育の方法です。
このアプローチでは、先生が全てを教えるのではなく、生徒さん自身が「なぜ?」という疑問を持ち、
その答えを自分たちで探していきます。
まるで探偵が謎を解き明かすように、情報を集め、考えを巡らせ、仮説を立てて、そして実際に試してみる。
この過程が、自分自身の知識としてしっかりと身につくんだそうです。
企業についてや地元への貢献について、調べたりインタビューをしてからスライドにまとめたり、
その過程で自身が将来働く姿を具体的にイメージしてみたりと、
学校の勉強とは違う形だけれど、未来にきっと残るような学習を生徒さんご自身がされています。
三島南高校では、探求授業として、地域資源探求のため地元企業を研究する課外授業を行っていて、
にしはらグループでは、地域貢献の一環として昨年からご協力させていただいています。
今回ご来社頂いた生徒の皆さんも、仕事内容についても事前にしっかりと下調べされて、インタビューをされていました。
素晴らしい姿勢で地域社会に参加されていて、本当に尊敬します。
2. 企業訪問の日程と活動内容
今回の訪問日は2月7日、9人で来社されました。
活動内容は事前に頂いた6項目の質問にお答えして、質疑応答の後に工場と店舗を見学いただきました。
3. 南高校生徒の皆さんからの質問
・仕事の具体的な内容は?
県内に飲食店を18店舗運営しています。年間のご来客数は100万人ほどで飲食店での営業以外に、J リーグのお仕事もしていたり、
飲食店のDX化のお手伝いなどもしています。
・やりがいは?
お客さまとの距離が近いので、直接ありがとうと言ってもらえるところです。
他にはなかなか無い業態だと思っています。
・働いていて楽しいこと、嬉しいことは?
スタッフの待遇を良く改善できた時が嬉しいです。
しっかりとお休みが取れる環境やお給料面など、以前より前に進めたときが一番嬉しいです。
・逆につらいこと、苦しいことは?
ありがたいことに、業績が上がっているので、
忙しくなって負荷がかかってしまっている時は申し訳なく思っています。
・何のために働くのか?
会社としては地域社会に貢献するため、
スタッフ個人それぞれとしては、生活がしあわせになるために働いています。
・どのような人材を求めているのか?
サービス業としては、人と接するのが好きな方が向いていると思います。
これから社会に出ていくときにオファーがひっきりなしに届く方はどんな人か?
というと、「他責」ではなく「自責」で仕事や問題に向き合える方だと思います、とお答えしました。
4. 生徒さんからの反応
・SDGsの視点から、社会にどう取り組んでいますか?
とてもいい質問だと思います。
例えば、コロナ禍の中では外食からの購買がなくなってしまった農家さんが野菜を廃棄しなければならなくなったとJAさんから聞き、お店のお客さまと「廃棄野菜を救え!ダイコン大収穫祭 体験」を行いました。
参加費は全て農家さんにお渡しして、私たちは圃場にテントを作りおにぎりとダイコンをたっぷり使った豚汁を用意したんですね。
手作りのバーニャカウダソースを用意して、お子さんが掘りたてのダイコンをバーニャカウダで食べられるようにしました。
コロナ禍からの回復期だったので、少しでも明るいイベントにしたかったのですが、参加したお子さんはみなどろんこになりながら心から笑ってさんかして下さいました。
・社内のDXや、AI技術との向き合い方はどうですか?
社内の仕事用チャットには、簡易的なAIが入って仕事をサポートしてくれています。
VRゴーグルを使ったトレーニングシステムや、RFIDタグを利用したクラウド管理の無人店舗を自社開発したりと、新しい技術がとても役に立っています。
など、質問も多くとても意欲的に参加して頂きました。
事前にお店に行ってイメージを持ってきてくださった方も多かったです。
この後、企業レポートとしてまとめてくださるそうなので、今から楽しみです。
5. 会社としての反省点と今後の展望
会社としての反省点は、今まで社外に向けた発信が足りなかったことに気づかせてくれました。
青少年教育への貢献や地域社会へのコミットメントなど、より意識していこうと思います。
6. 終わりに
今回は素晴らしい機会をありがとうございました。
自社を振り返ることができる、素敵なタイミングになりました。